top of page

のんとろっぽの保存食と歴史

6月25日(日)の

のんとろっぽ日曜俱楽部の「フランス料理になったイタリア料理」

勉強(!?)が始めてから数か月たってようやく消化され始めてきました。

(あと少しご予約承れます。詳しくはこちら→「フランス料理になったイタリア料理」

そして何かにつけ歴史が気になってしょうがない子になっちゃったようです・・・・

今日は保存食を作成。

まずはさくらんぼをグラッパにつけます。

サクランボを拭き拭き・・・。

(苺に引き続き拭くの好きなの?と言われそう)

砂糖を少し、そしてグラッパをとくとくとくとく・・・・・。

30日後くらいから食べごろです。

日本の梅酒のようなものでしょうか。

サクランボはチョコレートケーキに添えたり、

しっとり系の生地に入れて焼いたり、

タルトにしてもいいですね。

グラッパの香りがさくらんぼにぴったりです。

浸かったグラッパもロックやソーダで割ったり、

あ、ライム!入れてもおいしそう!

シロップにしてもいいなぁ。

楽しみです。

もう一つは枇杷。

こちらはたくさん頂いたので第一弾として砂糖漬けにします。

砂糖漬けって甘いんじゃない!?とお思いの皆様。

砂糖漬けは素晴らしくおいしいのです!

私の大好きなジェノヴァの老舗ピエトロ ロマネンゴ。

ダニエレ先生のいとこさんがジェノヴァでつくってらっしゃいます。

いえ、決してえこひいきということでなく、

ほんとうに、ほんとうにおいしいの!!

ピエトロ ロマネンゴのHP→http://www.romanengo.com/it/home-page/

カタカナ検索したら日本で買えるところが出てくると思います。

果物の砂糖漬けは歴史が古く、ルネッサンスにまで遡ります。

この話はのんとろっぽ日曜俱楽部「フランス料理になったイタリア料理」で

話す予定なのでまだもう少しまとめてから。

基本的にルネッサンス料理を食べながら歴史に触れる会です。

ご興味のおありの方はこちらから→「フランス料理になったイタリア料理」

(しつこい・・・(笑))

ダニエレ先生のいとこさんはおっしゃっていました。

「ぼくはpasticcerie(イタリア語でパティシエのこと。粉もの職人)じゃないんだ、

砂糖菓子職人なんだ!」

かっちょええ===!!

歴史のある職業ですもんね。

素敵すぎます‼!浪漫だわ~

ほれほれ、この仕上がりを見てくだされ!

本当においしいの!

ちなみに個人的にはオレンジとか桃もあるけど枇杷が一番好き!

さらに無駄知識的には枇杷が最初にヨーロッパで栽培されたのは18世紀後半

パリの植物園で。

その後ヨーロッパにひろがり今では南イタリアでも作られています。

ちなみにピエトロ ロマネンゴのフルッタ・カンディタ(砂糖漬けフルーツ)の作り方

糖度の違うプール(桶?)をたくさん持ってて

時間を空けてちょっとずつ濃いプールへ移動します。

急激に濃い糖度のプールに入れると中は生、外の砂糖部分が結晶化してしまい

美味しくないしべちゃべちゃになってしまうので

時間をかけて糖度を上げていくのが大切なんです。

ノントロッポ的には狭くて場所もないので簡易ですが

傷の無い子をよって、拭き拭き。

(いや、だから拭くのが好きなわけじゃないんです。。。)

拭いて汚れと毛をしっかり取って

徐々に濃いシロップへとつけていきます。

今日は第一回目のシロップ。

のんびりできあがりを待っててね♡

bottom of page