若い子にオススメしたい詩集
さすがに吉川さんも年を取ってまいりました。
今までは連れていってもらう立場も多かったですが
最近は若い子を連れて遊びにいかねばねばと思う今日この頃です。
若い子は食べれるし飲めるから遊んでて楽しいです。
さてさて、先日の話ですが
お若いお嬢さんに本を差し上げる機会があって
何がいいかな~と思ったのが大好きなベッケルの詩集です。
わたくしも若い時分はリルケなど勧められて結構読みました。
今でも読むときれいな蝶の鱗粉をきらきらと見た気になります。
なんで私の一番のお気に入りの詩を差し上げることにしました。
ノヴァーリスを読んでみようと思って買った本ですが
真ん中に入っているグスターボ・アドルフォ・ベッケルの「落ち葉」というとても短い詩が
本当に大好き。
この詩は朝陽がさす川面に流れてきた2枚の落ち葉のおしゃべりです。
あなたどこから来たの?
わたしはまいまい風に連れられてここまで来たの。
緑と光にあふれたあの最初の日を覚えている?
あたし、自分のせいで、泣いているの。
あたしから逃げていく生命のために、泣くの。
ああ、わたしたちまたどこかへ行くのね!
さようなら、さようなら
天地を「巡る」落ち葉のおしゃべり。
自然や宇宙と生命のきらきらとした美しさと愛おしさにあふれる詩です。
読んでくれたかな?
私もまた読もう。
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さぁ今日ももうすぐ営業時間ですな。
夕方の日差しの色がピンクで好きな季節です。
お待ちしております。