旅するイタリア料理Vol.1 前半ベヴァーニャ
先日の日曜倶楽部「旅するイタリア料理」Vol.1、
皆様ありがとうございました。
店の中を移動させてこんな感じで料理会をすすめてまいりました。
今回は2本立てで
前半はBS日テレ「小さな村の物語」より第4話ベヴァーニャ、
後半はNHk「世界入りにくい居酒屋」よりボローニャを見ながら
それに出てくる料理をお出ししました。
それでは前半から!
イタリアのちょうど真ん中、「イタリアの心臓」と呼ばれるウンブリア。
ウンブリアは海なし県。
イタリア人が懐かしいイタリアをもとめて観光に来るところです。
ちなみに主都はペルージャ。
そしてその心臓の真ん中よりちょっと右斜め下のちいなさ村、ベヴァーニャ。
中世の街並みと文化が残る、小さな村。
小さな村の物語第4話ベヴァーニャでは
小さなオステリアを経営するルチアーノとアントネッラ二人の話。
パスタ職人だったジーノの所属する村のほこりの楽団、
クラリネット奏者だったフィリッポが音楽の先生と小さなこの村の楽団を支えこの村の一員となっていく話。
そしてこの楽団はマリア様のお祭りにも活躍し、
そのお祭りで50年前に出会った二人が籠職人として今も暮らす。
小さな村の小さなお話です。
↑上の地図のPalazzoと書いてある当たりに
今回料理を作ったOsteria Enoteca Antiche sereオステリア・エノテカ・アンティケ・セーレという店があります。
ちなみにAntiche sereのfacebook←ここをクリック
ちなみにこのDVDからは現在は何年も経っていると思われます。
店主でそむりえのルチアーノと
シェフのアントネッラのお店です。
元銀行員だったルチアーノ、地元のサグランティーノわいんをおすすめします!
「Bevete il sagrantino, compelete 100anni!!」サグランティーノを飲めば100歳まで生きられる!
ワインはルチアーノの勧めるサグランティーノとウンブリア地元の白ワインをご用意しました。
白ワインはBIGI Orbieto Classico ビギ オルビエートクラシコ。
やわらかい果実、ほんのり麦。バランスが取れててのびやかなワイン。
こちらには実際にアンティケ・セーレで出している
パプリカにバーニャカウダソースを合わせたもの。
キノコのオムレツといってもほぼほぼスクランブルエッグですが。
(ウンブリアはキノコの名産地です!もちろんトリュフも!)
ルチアーノが夜のサラダの仕込みだといってセロリをざくざく切っているシーンが出てきます。
おそらくgoogleやトリップアドバイザーの写真から察するにこんなサラダ。
全部をザクザク切って赤ワインビネガーとオリーブオイル、塩胡椒でまとめます。
そしてルチアーノが話した長生きのワイン、サグランティーノ。
サグランティーノはタンニンがしっかりして果実味が濃縮。
そしてアントネッラの得意料理、Gnocchi al sagrantinoニョッキ・ある・サグランティーノ。
たっぷりサグランティーノをつかったニョッキです!
これを食べていただきました!
ワイン使用量がヤバい!
日本にはほとんど入って来ていないけれど
昔はサグランティーノは甘口(passitoパシート)が主流でした。
なのでアントネッラのいうようにこの料理をおいしく仕上げるには
甘口と辛口、両方のワインをたっぷり使うことが大切です。
むちゃくちゃサグランティーノにあう~~~~
(そりゃサグランティーノ使ってるんだからね(笑))
強いタンニンとニョッキのつるりとした食感、ソースの香り。
イタリアに来た気分です(笑)
そして物語は村の大切なマリア様のお祭りでの楽団の活躍、
ルチアーノもフィリッポもこの村に受け入れられて
そして村を愛する村の人になっていく。。
Viviamo in armonia!
ハーモニーのなかで一緒に生きよう!=仲良くしようよ!
そんな話でした。
すぐグッスン来ちゃう弱いワタシ。
前半ここまで!
長かった~
後半はボローニャです~