大好き民藝(民藝活動の作家たち)
ちょっと前になりますが日本民藝館に行ってきました。
「柳宗悦と民藝活動の作家たち」
ダメ人間の吉川さんはいつもいいなぁ~と思ってても会期がギリにならないと行けない子デス。
最終日でどんな激込みかと思いましたがそうでもなくてよかった。
この時代の人たち、白洲正子の本から知って
私にとって時代を動かした最後の天才たちだと思っています。
器用貧乏でぶっとんだ天才を欲していない今の世の中。
青山次郎も何回見ても天才だと思う。
理屈なんかを超えて宇宙まで行っちゃう感性と感覚。
そしてそれが身体とくっついているところが本当に素晴らしいです。
民藝館に行くのは初めてだったんですが
どうも、私の生まれる前の世代、の、天才たち、というイメージが強くあったので
正直現代人の私には重すぎるかな~と思っていました。
この上のパンフレットの写真の松本民芸家具の上の器類も。
私はもう少し軽いほうが好みというのもありますが。
こんな感じで。(この写真は正月に藍ちゃんたちが来た時の)
なんだけど実際に見た棟方志功も家に飾ったらうるさいんじゃないの~(←ヒドイ)とか。
本当すみません。。。。
でもすごかった!!
ぶっ飛んでるよね~
天女の作品なんかが有名だと思うんだけど
キリストの作品もあって(初めて見た)
志功のふくよかな女性と違って顔が長方形っぽい。
西洋の作品のキリスト像って世界の罪を一身に背負った悲壮感みたいなのがあると思うんだけど
棟方志功のキリストはどこかおおらか。
お気に入りになったのは版画の絵本の一ページが展示してあった中で
だからつまり版画で文章が彫ってあるんだけど
たぶんドレミファソラシドのソなんだと思うけど(前のページの内容がわからないからね)
音を掘っちゃってるのよ!ぶっ飛んでるよね~!
すごく好きだ!
ほしいなぁ~
それから型染めの柚木沙弥郎の着物と帯地!!
ちなみにこれはザクロ紋。
かわゆすぎる!!
一番のお気に入りは写真は撮れなかったのでこちらのHPの最初のオレンジの着物がそれです。
すごいよねー!かわういーー!着たーい!!ほすぃー!!
ほすぃと思ったらほすぃんです。
調べましたとも!売ってます!!
半幅帯で5万円くらい。
・・・・・・・・。
ちょっちゅ高い・・・。
中古とかないか調べたけどなかった・・・。
いつか気合い入れて買いマス。
ちなみにごぞんめいです。
それからバーナード・リーチ。
一番すごいと思ったのは摩周湖の鉛筆画。
風が吹いてた。
バーナード・リーチは動物の文様とかの器が多いですね。
絵が大きいお皿って盛りにくいと思って敬遠してたんだtけど
そろそろ私も使えるかも!?(←調子こいてます(笑))
美術倶楽部でも何回か出てたからちいさいお皿なら買えない値段じゃない。
かなり萌えっときました。
あとは河井寛二郎の赤絵。
赤絵って古典柄が多いイメージでしたが
その格子状の文様がっていうか格子にもなってなくて
びょびょびょっって書いて緑の点が飛んで
まるで突風が吹いて宇宙まで飛ばされたようだった・・・・。
これも美術俱楽部で見たことあった気がするから注意してみようと思います。
ああ物欲の祭りですね☆
水用の陶器のピッチャーもいいなぁとおもった。
店で使いたいな、と。
でも水のピッチャーはすでに4代目。
ええ、ええ、どうせ割られっちゃウに決まってるんです。。。
う~ん、これは保留だな。。。
外のお地蔵様??多分これも民藝作品なんだと思いますが
お地蔵さまに挨拶して帰りました。
次回の「江戸の民藝 暮らしに基づく美」も気になるところです。
やっぱり「用の美」が好きだなぁ。