意地っ張り☆
- シェフ 吉川 由桂
- 2017年7月14日
- 読了時間: 2分
のんとろっぽは有名店でもないし、
店もちっちゃいです。
オーナーソムリエとシェフの私、たった二人でやっている
ちいさな店です。
でもでもおいしいものを出したいの!
こんなちっちゃい店なんだから
もっと小分けで売ってるものを仕入れるほうがいいんでしょうけど・・・
それでもおいしいものを取りたいんです。
鴨も地鶏も基本一羽でとります。
もちろん何もかもは無理なんだけどね。
業務用にフィレだけ売ってるのとかもあるけど
魚だって一尾でとります。
この名もなきフランス地鶏だって。
胸はレモンバターそてーにして、ローストにして、
腿はロースト、煮込み、コンフィ・・・。
手羽だって使い切ります!

ガラだってこれで出汁を取ります!
・・・にしてもきれいな鶏だ・・・・。
ちょっちゅ紫がかっているのよね。。。。
先日肉屋が単位が大きいと(一羽とか2キロとか)使いづらいから・・・
と言われるといっていたのでちょっとさみしく思いました。
いや、確かに原価的にはぜんぜんうちの店の大きさや価格帯にあってないものもあるけどね。
でも、こう頑張っておいしく食べきるっていうこと自体、
一羽、一尾の良さって、大げさに言えば命を「頂いている」を実感するっていうか。
それを食べていただく。
そういうのって大切じゃないかな、と思います。
なんで暇でもガス代は安くならないし、ばたばたと忙しいけどね(笑)
ギー・マルタンも彼がつかっている鳩はちっとも儲からないけど使い続けるといっていました。
もちろん高級店で値段は消して安くないけど
それでも「僕が使わなかったら潰れてしまう最高の鳩生産者」がいる、と。
のんとろっぽの消費量なんてたかが知れてますが(笑)
それでもあと少し、出来る限り、手を伸ばしていいものを!無理して使う!!
それをみんなに食べさす!
・・・とおばちゃんは意地を張るのでした(笑)
食べてね♡
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