今もおいしいトリッパ
- 2017年3月12日
- 読了時間: 2分
ルネッサンスの料理、まだまだ勉強しております。。
この間の2冊はもう少しで読み終わりそう。
いろいろ読んでて思ったのは
私のイタリア料理の考えがおそらくこのルネッサンス時期に
基礎が固まったであろう、イタリア料理のあり方と
よく似ていると感じました。
ちょっとほっ。ちょっとうれしい。。。
(いろいろなレシピや五感のとかの読み方とか考えのズレがあまりなかったことが)
どの料理人にもレシピに書くほどではないけれど
細かいルールがあると思うんです。
そういうのがつながっているのようで満足。。
今やっているフィレンツェの老舗トラットリアのソスタンツァ風トリッパ。

この料理は今勉強してるルネッサンス時代から脈々と続いてきたような料理法。
ソフリットと呼ばれる野菜を炒めたもの(これの炒め方が重要)。
それから出汁じゃなくてパンチェッタ(イタリアの豚バラのハム。燻製なし)。
このパンチェッタって昔はオリーブオイルとかが高価だったのもあるけれど
ラードや生の豚バラ、それに干して加工したパンチェッタは干すように吊るして
どのキッチンにもあったそうな。この使い方よね。
イタリアでもトマトは16世紀ごろから飢饉のため、食べられるようになったし。
このハチノスの煮方も今風にたくさんの種類の野菜を入れるんじゃなくてね、
あと火加減大事ね。
それから使われているハーブ。
ルネッサンスの前まではもっともっと超強スパイスだらけだったのに
地元でとれるハーブの重要性を説いた時期だった。
フィレンツェらしいマジョラムの使い方。
そして・・・・・
今食べても、おいしい。
いや、なかなか、素敵な話だと思いませんか?
ね?
あともう少し時代背景を勉強しなきゃね。

トリッパ食べてね♡
びっくりするほど軽くて美味しいよ♡
(今の悩みはすべての料理が今食べてもおいしそうではないレシピもあるから
イベントをやるとき、美味しくするのか、それともその分量のままつくるのか・・・・だな)
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